「かく」ことを大切にしたい。​

向き合う時間になるから。
新たな発見につながるから。
明日への希望に発展するから。

​​「手帳が大切」と思う方に届けたい。​

あなたがつくる、世界に1冊だけの、あなたのための手帖。

わたしは、手紙を書くのがだいすきです。
「どうしてるかな」「何を書いたらおもしろいかな」と、
宛てる方におもいを馳せる時間を“特別でとても贅沢”と感じ、
すごくあたたかい気持ちになるからです。
そして、「宛てる方」は「わたし」も同じ。
自身や未来におもいを馳せる時間は“特別でとても贅沢”。

はじめて手帳を買った高校生のころは、
おとなの姿に憧れて必死にページを埋めたものですが、
社会人になってからは、プライベートとの両立や自己実現を求めて、
「夢が叶う」手帳や「手帳術」の攻略本などを買い漁っていました。
ちなみにそのころ抱いていた夢の1つは、
「“夢が叶う”を応援する手帳を監修して販売する!」でした。

1年ほど、こころとからだが動かなくなった時期があります。
何ごとにも全力だったわたしは今、あの時期を超えて、
「これくらいでいいや。大丈夫。」といい塩梅で力を抜いて過ごしています。
その結果、他人の「いい」を鵜呑みにすることや、
誰かが提案する手帳術の攻略に興味がなくなってしまいました。

“特別で贅沢な時間”に集中するために、極力シンプルで、
もっと自分が好きなようにかきこめる手帳がほしい。
そのおもいを叶えるために、2020年のステイホーム期間を利用して、
エクセルとパワーポイントで好きな構成の手帳をつくってみました。
印刷・製本・発送してくれる会社にデータを納品して、
世界に1冊の手帳をポストで受け取った時の感動はいまでも忘れません。

この感動を誰かに届けたいとおもうけれど、他人の「いい」や攻略本に疲れたわたしは、
自分の「いい」が、万人にとっての「いい」ではないことを、もう知っています。
「“夢が叶う”を応援する手帳を監修して販売する!」夢は、
いつしか「一人ひとりの『いい』を届ける」に変わりました。
そして、「いい」手帳づくりのお手伝いをすることで“特別で贅沢な時間”をもつ方が増えたら、
こんなに嬉しいことはありません。

しかし「いい」手帳は、
必ずしも「フルオーダーでやりたいことすべてを詰め込む」ことでもないと、
わたしは思います。
誰もが明確で詳細な要望をもっているわけではないですし、
つくる側に伝えて何度もやりとりして・・は大変です。
そこで、選択肢の中から理想に近いものを選んで順番を決める“カスタムメイド”スタイルを思いつきました。

システム手帳コーナーでリフィルを選ぶように、好きな項目の好きなパターンを選んでください。
選んでいただいたパターンを、並べていただいた通りに、1冊の手帳に仕上げてお届けします。
それは、あなたがつくる、世界に1冊だけの、あなたのための手帳です。

手帳をひらいて、かいて、みる。
繰り返していると、過去のおもいや行動が今日のわたしにつながっていることにきづきます。
あなたがかさね手帖とつみかさねる日々が、明日のあなたにつながりますように。

2022年9月​かさね手帖
創業者  山本 佳奈​